B12経口 or B12注射 ?
自閉症スペクトラムに対するメチルB12注射療法はアメリカで成果を出しています。
自閉症スペクトラムのお子さんにおいて、メチルB12に対して許容できるお子さんは少ないです。(もし注射を実施するのであればハイドロキシB12であるべきです。)
*経口・注射に係らず、B12の使用に関しましては、MPA(メチレーション関連遺伝子検査)におけるCOMT V158MおよびVDR Taqの変異により使用するB12の形態を確認して下さい。
MPA(メチレーション関連遺伝子検査)
B12注射療法の問題点は・・・
・製剤は防腐剤フリーで輸入しなくてはいけないため高価 ・使用期限が短いため最低発注単位を使用しきれない ・侵襲性が高い ・衛生面での問題 ・日本において家庭でのB12注射に関する医療法上の問題 etc
Dr. Amy Yaskoは「経口摂取でも注射療法と同等の十分な効果を発揮する」と自身のセミナーのなかでおっしゃっています。
経口によるB12の補給と筋肉注射によるB12の補給を比較した研究があります。 その研究においては両者に大きな相違は確認できていません。 どちらともに十分な効果を発揮しています。
*詳しくは添付してある動画を確認して下さい。
私も自閉症スペクトラムのお子さんに対して、経口のみでサポートしている方も、注射療法を含めてサポートしている方も、バイオケミカル検査において同等の効果を確認しています。
従って、Dr. Amy Yaskoプロトコールでは経口によるB12の補給を推奨しています。 非侵襲的で経済的な方法を選択する方が自閉症のお子さんにとっても安心なはずです。
ARPでもB12のサポートは経口摂取によるサポートを推奨いたします。