ARPがサポートするDr. Amy Yaskoプロトコールについて
このプログラムは新しい知見などにより変更されることがあります。ご了承ください。
ARP(Autism Recovery Project)はDr. Amy Yaskoプロトコールの実施を専門的にサポートするサポートサイトです。
プログラムの進行には以下の著書を参考にして下さい。
自閉症回復への道しるべ
〜ニュートリジェノミクスによる自閉症回復へのガイドブック〜
遺伝子に話しかけなさい 自閉症は回復できる! Dr. Amy Yaskoの回復プロトコール
Dr. Amy Yaskoプロトコールによる自閉症リカバリープログラムでは、バイオケミカル検査の定期的な実施が必要です。
MPA(メチレーション関連遺伝子検査)の結果をもとに食事やサプリメンテーションプログラムを考えます。そしてプロトコールはMPAをベースに他のバイオケミカル検査により状況を考察しサポートを行いながら進行していきます。
MPAを含めたDr. Amy Yaskoプロトコールで使用するバイオメディカル検査はARPサイト内で全て実施可能です。
Dr. Amy Yaskoは「少量で多種類の栄養素のサポート」がテーマです。
これは、生体内には多種類の代謝経路が存在します。従来の栄養療法では少種類の栄養を高濃度で取り入れることを実施しますが、それでは目的とする代謝経路以外も活性してしまう可能性があるからです。
Dr. Amy YaskoプロトコールはDr. Amyが実際に使用しているサプリメントを使用することが推奨されます。
Dr. Amy Yaskoプロトコールは以下の順序で進行していきます。
①TOP STEP ONE:基礎となる栄養のサポート、肝臓・膵臓・腎臓・副腎のサポートを行います。この際にはHMT(毛髪メタル検査)やUEE(尿必須ミネラル検査)の結果をもとに、ミネラルのサポートも行います。このステップは遺伝子検査を実施していなくても取り組むことができます。
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このステップにおいては、MAP test(尿有機酸検査)やCSA(総合便検査)やGI Pathogen Plus Profileなどの結果をもとに必要なサポートを実施します。Dr. AmyはH.ピロリ菌がメチレーション機能に及ぼす影響を深く考えています。GI Pathogen Plus ProfileによりDNAレベルで検査可能です。
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腸漏れ(リーキーガット)に関してもこのステップで対応します。少なくともCSA(総合便検査)で炎症マーカーの低下、pHの適正化を確認することが大切です。また腸漏れ(リーキーガット)の確認にはリーキーガット検査セットをご利用ください。
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このステップでは解毒は始まりません。
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興奮系の症状の軽減が認められない場合にはグルタミン酸/GABAバランスアディショナルサポートを追加します。
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次のステップに入る前にUTM/UEE(尿有害重金属検査/尿必須ミネラル検査)、HMT(毛髪メタル検査)を測定します。リチウム・カリウムがバランスしていることが次のステップへの鍵になります。
<このステップで使用する検査>
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リーキガット検査セット(腸管壁滲漏症候群検査+セリアック抗体検査)*オムツがとれていない方はセリアック抗体検査のみとなります。
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ウィルスIgG抗体検査(麻疹、ムンプス、風疹、単純ヘルペス、水痘帯状疱疹)、インフルエンザ抗体検査HI(A型、B型):この検査はかかりつけ医にお願いして下さい。
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<次のステップへの進行のために必要な検査>
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以下の3種類のバイオケミカル検査は金属の解毒排泄状況をモニタリングするためいに重要な検査です。プロトコール開始から定期的に実施して下さい。UTM/UEEおよびFMTは2ヶ月に1回、HMTは3ヶ月に1回での実施が推奨されています。
②Basic Methylation Cycle Support:基礎的なメチレーション回路サポートを行います。このステップ以降はBasic Methylation Cycle Supportで使用されるサプリメントがベースとなります。必要に応じてTOP STEP ONEで使用したサプリメントも継続します。
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このステップから遺伝子変異へのサポートも開始します。
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B12を高濃度でのサポートを開始するステップです。
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このステップから解毒が始まります。
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このステップに入る前にUTM、FMT、HMTを測定しておくことで、今後の解毒の状態をモニタリングできます。このステップ以降、UTM/UEE(尿有害金属検査/尿必須ミネラル検査)およびFMT(糞便中メタル検査)は2ヶ月おきに測定いたします。HMT(毛髪メタル検査)は3ヶ月サイクルで実施します。重金属の問題はHMT/UTM/FMTを比較することでその推移をモニタリングします。この3つの検査の状況により、次のステップに進むタイミングを確認します。
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このステップではUAA(尿アミノ酸検査)を実施し、アンモニア・タウリンなどの問題も確認します。
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<このステップで主に使用される検査>
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その他実施の必要性がある検査
③ウィルスへの対応:ウィルスは重金属を取り込み、ヒトの生体内に潜伏しまし。ウィルスの慢性増殖は重金属の蓄積にも関連します。メチレーション機能が適切であればウィルスの慢性増殖は起こりません。このステップではMetals RNAを使用してウィルスの排泄を行います。
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遺伝子変異とくにCOMTの変異により摂取量がかわります。
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<このステップで使用する検査>
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ウィルスIgG抗体検査(STEP①で抗体価の高かったウィルスのみ)
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その他実施の必要性がある検査
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メタルRNAコンプリートセットを使用して、Metals RNAを使用時の金属排泄の推移を確認します。
④神経の再生:神経の再生を促すサプリメンテーションを行います。